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ブログ「あしあと」

裏返し塗り④と、”流れ”

今日もこうおんさんと土壁裏返し塗り。

こつこつ、こつこつと進めています。

でも、ひとりよりも全然進む。

貫の部分にワラを入れるこうおんさん。

そして今日は、僕が住んでる&家をつくってる場所の持ち主の、としゆきさんが小倉から様子を見に来てくれました。

僕らは以前、自分たちがこれから暮らす場所を探して、この村に行き着き、そして村の方に、この土地の持ち主である、としゆきさんを紹介してもらいました。

こんな暮らしをこれからしていきたいということを、としゆきさんに話しました。

そしたら、共感してくれ、それならぜひこの場所を使ってと言ってくれました。

それ以来、僕らの歩みを応援してくれています。

実は、家をつくっている場所を含め、僕らが今いる場所は、土地や建物をとしゆきさんから購入したわけではありません。

一応、今僕ら家族が住んでいる、元おばあちゃんの隠居小屋は、月7,000円支払って、借りているという形をとっています。でも、それだけ。

あとは、「自由に使って」、という言葉のもと、家を建てる場所も購入してないし、現存する立派な納屋も、土地の使い方も、好きにしていい・好きに手を入れてくれていいと言ってくれています。

それ以外に、田んぼも9反くらいあるんですが、それは、僕らが来る前から、村の方に小作に出して、作ってもらっていました。

でも、その方も作れなくなってきたので、来年からどうしようかという話が出ています。

というわけで、来年から僕らも、9反のうち、いくつかは作るようになるかもしれません。

いずれそのときが来るとは想定していたけど、思惑よりもちょっと早くその時が来そうです。

左の方がとしゆきさん。小倉から、時々見にきてくれます。

真ん中の方が、村の役員のたかしさん。

右の方が、区長のもとおさんです。

来年からの田んぼについて、どう手分けしようか話し合っています。

この9反の田んぼたちも、作付け面積によって補助金が出る ”中山間地域事業” の面積にカウントされているため、少なくともまだ数年は、稲を作らなくてはいけません。でないと、村全体で受けている補助金を、返納しなくてはならないらしいのです。

ほんとなら、僕らが全部作れればいいのですが、一応僕らにも、描いていた順序というものがあります。

まずは、住処(家)をつくり、それに付随する暮らしの場を整え、それから(もちろん少しは平行してになりますけど)畑や田んぼなどの食べ物づくりを、少しずつ覚えていきたいと思っていました。

なにぶん基本僕ら家族だけの力なので、あまり一気に色んなことができず、だからこそ丁寧にひとつひとつ順を追って、描くカタチを作っていきたいと思っていました。

時間はかかりますけど。

だから、ゆくゆくは…と思っていることはたくさんありますが、自分たちの中でそれに手を出す準備が整ったタイミングで、踏み込みたいと思っていました。

でも、あくまでその設計図は理想というか、指針であって、進む道中には、色んな出来事が起こってくるというのも、当たり前の話です。

この田んぼのこともそう。もうちょっと後になって受け取りたいけど…と思っていたけど、ここんとこの状況からすると、早まりそうかもな…とも思っていました。

あくまで堀家単体のしてのビジョンもありますが、村というコミュニティーあっての、堀家です。

僕らだけが整っていくというよりも、村全体として、豊かになっていきたいという思いがあります。そうじゃないと、ほんとの描く豊かさにはならないと思っています。

だから、こと村のことに関しては、起こる出来事に対して、柔軟になっていきたい。

村のことに関しては、できるだけ力になりたいし、ここぞのタイミングでは、自分とこの手が止まってでも、力を割きたい。

それはちゃんと、広い目で見て、自分の暮らしを整えることにも繋がっていると思うのです。

自分ちのことも、それを包む村のことも、同じくらい、大事。

逆に言えば、

その自分たちの設計図 ”外” の流れが来るということも、十分に予想しているわけで。

出来るだけその流れが来たときに、いいカタチで流れに乗れるように、常に体制が整っている状態でありたいと、思っています。

その為に、自分たちが描くビジョンの流れからは、出来るだけ遅れないようにしたいなーと、思っています

やっぱまずは家ですねー。

流れをつくるための、流れを受け止めるための、”土台” となる、僕たちの住処。

色々日々考えながら、たくさんの経験を得ながら進めている家づくりですが、やっぱり想定より少し遅れているので、早く完成までこぎつけたいですね。あくまで、本質を見失っちゃいけないですが。

そんなことを考えながら、前に前に進みながらも、心も身体も ”柔軟” に、日々を送りたいなと思っています。

でも、この先が、とても楽しみです。。

家族の笑顔を、村のひとたちの笑顔を、わくわくを原動力に、がんばろう。


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