考えてること
ここでは、私たち堀家の紹介と、家族が何を思い、暮らしのシフトをはじめたのか、これから何をしたいのかを、ご紹介できればと思います。
堀家プロフィール
お父さん … 伸太(しんた)
1982年生まれ。広島県出身。
東京に7年住んだ後、大分県へ。
IT業界を経て、お庭仕事の世界へ。
2016年に庭仕事を主として独立。
お母さん … 渚(なぎさ)
1983年生まれ。東京都出身。
家具・インテリア業界に在籍経験。
趣味は竹細工や木工など、モノづくり
。最近は畑もちょっとずつ。
お姉ちゃん … なつめ
2014年生まれ。
保育園児。
将来の夢はアイドルか水泳選手。
好きな食べ物はイチゴ。
弟くん … 緑太(ろくた)
2017年生まれ。
保育園児。
車が大好き。虫が嫌い、でもお花は好き。おっとり。
堀家のこれまで
いわゆる普通の暮らしをしていた私たちですが、何気無く送っている私たちのライフスタイルが、
実は多くの世の中の問題を生む原因になっていたり、
自らの未来も危険にさらしているということを、知りました。
そして、”暮らし方” について、それはそれは真剣に考えるようになりました。
仕事のこと。お金のこと。食べるもののこと。費やす時間のこと。こどものこと。未来のこと。
考えれば考えるほど、すべての要素は繋がっていて、これは根本から、暮らしを組み立て直さないと、
変われないなと思うようになりました。
そして私たちは、「ひとつひとつの時間を大事にする、ていねいな暮らし」「地球や未来に負荷をかけない暮らし」を求めて、2015年に、田舎に移り住みました。
場所は、大分県由布市庄内町というところ。
そこから徐々にですが、自分たちが思う ”人や地球に優しいほうの選択” に、出来る事から変えていこうと、
チャレンジしているところです。
いっぺんには変われません。
ほんとうはこうしたいのに。。を、まだまだ、実行できずにいることがたくさんです。
こんなふうに、”暮らしのシフト” の入り口に差し掛かったばかりですが、時間をかけ、しっかり本質からシフトできるように、知恵やノウハウを磨いていきたいと思っています。
若いうちから始める、”田舎にベースをつくる” メリット。
自分たちの未来にとって、確実にメリットがあると思い、始めた田舎暮らしですが、
それは数年田舎で過ごしてみて、確信に変わりつつあります。
実感として分かることは、
1、家のこと(土地にかかる費用が抑えられるのと、※自由な家が建てられる)
2、食べ物のこと(もらったり、作れたり、食費が抑えられる。安全な食べ物を得られる)
3、上がる人間力のこと(手仕事が増える。その経験は、自分の知識となり技術となる)
4、助けてくれる人のこと(昔からの、”助けあい” の文化が、都市よりも色濃く残る)
(※1の自由な家というのは、田舎は「都市計画区域外」というケースが多々あるということから。そこでは通常家を建てるときに必要な「確認申請」がいりません。専門家に頼まず、自分で好きな家をつくることが、都市よりも実行しやすいのです。)
1、2、3番は、正直移住前から期待していたものでした。
何といっても大きいと思ったのは、住んでから分かった、4番です。
この人間関係が構築されてくると、何ともいえない安心感が湧き上がってきます。
そしてそれらは、一朝一夕では得られません。土地も畑も人間関係も、ゆっくりと時間をけ、育てていくものです。そして、手をかけた時間の分だけ、裏切ることのない実りをもたらしてくれます。
ですので、出来るだけ早く、育て始めたほうが良いのではと思うのです。
時間も体力もある若いうちから始めると、人生の半ばに差し掛かったころには、安心の土台に十分なり得る、住処や畑や人との繋がりが出来上がっていると思います。
そしてそこには、”負債” というものは手元にありません。
また、時間をかけ育んだものは、そのまま自分の子供たちに受け継ぐことが出来ます。
都市生活では、”お金” や ”お金を稼ぐノウハウ” は、蓄積できるかもしれません。でも、何かの世の中の流れで、それは一瞬にして価値が無くなってしまう危険があると思います。大きな災害などでもですね。
対して田舎暮らしでは、上記のような直接 ”生きること” に直結したものを、蓄積することができます。
本当の意味での”安心”とは何なのか、私たちは考えます。
田舎暮らしは、世界を救う。
田舎には、土地があり、土と水があり、生み出すための知恵を持った人たちがいます。
田舎では、消費者ではなく、生産者になることができます。
大げさにしなくてもいい。家族や身近なひとの分だけ作ればいい。
それだけで、自分たちや地球にやさしい、生き方ができます。
田舎には、困っている人がいます。
特別では無くても、多少の力があれば、大きな助けになることができます。
代わりに、自分にはない、知恵や知識や技術を教えてもらえます。
それは、自分の持つエネルギーを、自分や周りの人のため、正しく使えるということ。
エネルギーの、きれいな循環をつくることができます。
さらに、昔からの知恵や伝統を、受け継ぎ守ることにもつながります。
持ちつ持たれつの関係を築くことができ、お金を使うことが少し少なくなります。
余分なものを、必死で確保する必要が無くなり、あるものを分け合うことが、自然とできるようになります。
”足るを知る” ことができるようになります。
それにより、限られた地球の資源を、無駄にしなくてすむようになります。
これまで奪い合っていた、争いが、少なくなるかもしれません。
自然と繋がった暮らしの中、自然の循環の輪の中に戻ることで、本来の安心感を取り戻すことができます。自然の循環の中では、資源が無限だから。
自然と乖離した現代社会の中で、日々生まれているストレスから、解放されるかもしれません。世の中に蔓延している心の病も、減るかもしれません。
あるときふと、思いました。
田舎暮らしは、世界を救うんじゃないか、と。
同年代の人が、もっと田舎暮らしを選択できるような、そのお手伝いがしたい。
私たちは、日々をできるだけ楽しみながら(悩むことももちろんあります)、時には試行錯誤しながら、ゆっくりと暮らしのシフトを行っています。
そうする中で、もっともっと、田舎にベースを作り出す人が増えればいいのに。と思うようになりました。
もし、私たちの経験が、何かお役に立てるのであれば、ぜひしたいなと。
そう思うようになりました。
具体的には、移住先(土地や、空き家や、仕事など)を紹介したり、私たちが経験したノウハウ(土地探しやセルフビルドなど)をお伝えしたり、身に付けたい技術を持った職人さんを紹介したり、ライフデザインを一緒に考えたり、暮らしの場のデザインを一緒に考えたり。。
目下、私たちが住む村でも空き家があり、「誰か住んでくれんかな〜」という状況です。
そのほか、住んでいるからこそ分かるリアルなことを、お伝えすることができます。
あくまで、私たちを ”点” として、私たちが経験した範囲内のことになりますが、私たちのつながりの中には、とても素敵な移住の先輩方がたくさんいらっしゃいます。
私たちがまだつながってない素敵な方々も、たくさんいらっしゃいます。
その先輩方をまた ”点” として、その周囲のことを伝えることができる。
そうやってあくまで知り合いづての範囲ですが、だからこそ、信頼感を伴うマッチングが出来るような気がしています。(移住話が進展するかのカギは、ほんとに信頼関係なので)
これから徐々に、”移住のお手伝い”のページに、参考になるような情報も載せていきたいなと思っています。
移住する人にとっても、受け入れる側にとっても、そして世の中にとっても、三方良しな田舎暮らしが少しでも増えるよう、自分たちの暮らしづくりと並行して、そんなことが出来たらなと考えております。
どんなことでもかまいません。
何かしら興味のある方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
話が出来たら。つながれたらと、思っています。