ブログ「あしあと」

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貫を入れる

僕がこの度建てている家は、「伝統構法の家」です。 なぜこの構法を選んだかというと ・身体に悪いものは使いたくない ・なるべく土に還る素材でつくりたい ・身近にある材料でつくりたい ・でも丈夫なものがつくりたい ・自分で補修や点検ができるつくりにしたい 動機は単純にそんなものです。 それを満たす方法を突き詰めると、結局は昔から行われている(現代は激減している)伝統構法に行き着きました。 僕が解釈している伝統構法の特徴とは、 ・躯体となる木材を、「仕口」と呼ばれる細工を施して、噛み合わせたり差し込んだりして木を組んで強度を出す「木組み」の家。 ・石を据え、そこに柱を乗せるだけの「石場建て」の家。地面と家とが連結されていない。 ・貫と竹小舞を下地にして寝かせた土を塗って壁とする、「土壁」の家。 ・木と竹と 土といった自然素材で構成する、「呼吸」する家。 ・基礎コンクリートを打ち、そこに金物や筋交いを用いてガッチリと固定する「耐震」の家に対して、石場建てと貫構法、そして木組みの粘りによって、揺らすことで地震の力を逃がして家を守る、「免震」の家。 そのような感じです。 日本人が脈々と受け継いできた、日本の風土に適した、自然の摂理に沿う理にかなった家。 対して現代の家とは、人の身体や環境への配慮よりも、施工性や生産性を追求した、経済優先の中から生まれた新建材や工法で作られる家。 どんだけ人体に害のあるものを使おうが、どんだけ環境を破壊しようが、少しでも「お金が儲かる」ほうを選ぶ。 さらにはそのためにわざと傷みやすい家にするなんて…。 いくらお金が多くあっても、命や環境を害してしまっては、な

土の切り返し

グッスリと良く眠っている様子。。 これは、土壁用に寝かせている土です。 寝かせ始めたのが昨年の6月ですから、かれこれ1年近く寝かせていることになります。 もう当初混ぜ込んだワラも、ほぼ溶けて無くなっているでしょう。 いざ土壁が施工できるのはもう少し先ですが、ここで一度ワラを追加し、練り直しておこうと思いました。 というか、ちゃんと使えそうな土になっているのであろうか… 恐る恐る約1年ぶりにシートをはぐってみました。 するとこんな感じに。。 …正直、良いのかどうかよく分かりません 笑 臭いはさほど強くない感じです。 ともあれワラと水を投入して、再度練ってみます。 ワラを投入して… ユンボでまぜまぜ。 ハンドミキサーでもねりねり。 感触は、悪くない感じだと思いました 切り返し、練り返し完了。 もうしばらく、寝かせておきます。 早く塗る工程までいけるよう、がんばろう。。

大引きを入れる

屋根もひと段落付き、次はまた躯体のほうに戻ります。 次に行ったのは、床板の下地となる、大引を入れること。 今回の仕様としては、床板の厚みが30mmで、大引に直接張るという予定にしています。根太はありません。大引きは3寸5分角(105mm)。ピッチは、750mm間隔。 大引も、母屋と同じ ”追っかけ大栓継ぎ” という継手方法で繋いでいきます。 上から見たところ。 ぴったりとくっつくように、微妙なノコ加減で調整していきます。 コミ栓角ノミで、栓の穴を開けていきます。 間に束を立てながら設置します。足固め(下梁)と交差するところは、大引に切り込みを入れて、渡りをかけます。大引の高さは、段差をつけた足固めの上の段と同じ高さに揃えます。 大引を入れ終えました。 まだ大引を入れただけですが、なんだか床の気配が感じられるようになりました。

芝屋根施工

先日の防水シートに続き、いよいよ芝屋根の施工に入ります。 軽トラで芝を運ぶ。今回使用予定は、およそ120平米分。 今回使用した芝は、姫高麗芝という種類。 本当は野芝のほうが枯れにくくて良いのですが、今回は生育が強すぎて防水シートを破ってしまっては嫌だなという考えから、ちょっと根っこもマイルドな印象のある(イメージだけかもしれませんが…)姫高麗芝を使いました。 施工方法としては、先日の防草シートの上に、”防根シート” なるものを敷き(素材は不織布)、その上に芝を張っていきます。これは、成長した芝の根が、防水シートを傷めないようにするため。と思い、やってみました。 僕が使用したのは、農業の育苗用の防根透水シート。ふじもと農業企画さんというところから買いました。 防根シートも選択肢はいろいろあったけど、基本結構お高い。 防水シートもそうだったけど、僕の目標は、あくまでも ”芝屋根のハードルを下げる” というところにあったので、あんまり高価にしたくなかった。 もちろん能力が高いほうが安心なんだけど、今回は値段とのバランスも考えて、この商品を選択しました。これは200cm×100mで、1本¥36,000でした。 芝の束で押さえながら、ずずずと伸ばしていきます。 折り返し。シートは結構薄いため、基本どの部分も二重になるように、重ねしろを取っていきました。 敷いては押さえを繰り返し、なんとかシートが行き渡りました。 そしていよいよ芝張り。 ご覧のように、僕が今回とった施工方法は、芝を2枚重ねて並べていくというもの。本来必要なはずの土は、入れていません。裏返した下層の芝が、ゆくゆくの土壌になっ

僕には夢がある

僕には、夢がある。やりたいことがある。じっくりと、時間をかけて築きあげたいものがある。その過程を楽しみ、自分が信じチャレンジしている道が、どこに行き着くのか見てみたくてたまらない。 僕たちには、子供がいる。世界で一番大切な大切な、2人の子供。この子たちが、元気に、笑って、人生を楽しんでいって欲しいと、切に願う。辛く悲しい思いは、なるべくしてほしくないと、切に切に願う。 今日、共謀罪の改正案が法務委員会で可決されたらしい。強行採決。 僕の夢を、願いを、不安にさせるものが、ヒタヒタと足音を殺して近づいてくるような感覚になる。 保証なんてしてくれなくたっていい。年金なんてくれなくたっていい。守ってくれなくたっていい。 汗水垂らして働いて、食べて、こどもを育てて、仲間で助け合い、人生を楽しみ、天寿をまっとうするから、生きていく上で必要なことは、全部自分たちでするから、ほっといてくれていい。 国がどんな政策をしようが、経済をしようが、それとは違う土俵で、自分たちは自分たちの生き方をつくればいいんだ。 極端だけど、健康な身体と、水と、土と、空気があれば、生きてはいける。極端だけど。 でも、そうさせてくれないのが、戦争と原発。 小学生が考えても分かるような、おかしいことが、危険なことが、あれよあれよという間に次々と決まっていく。 もっとすべきことが、どんどん放置・放棄されていく。 どうすれば、これは止められる? どうすれば、ちゃんとおかしいものはおかしいものとして、歯止めがかかる? 選挙で投票すること以外に、自分には何かできないの? 声をあげ