草刈り・マリーさんの手伝い
しまった…
日の出と共に動くはずが、もう7時半。
やっぱ昨日寝るのが遅すぎた。。
今日は8時から、村の水路の草刈り。
大急ぎで着替え、集合場所に行きました。

おう、画像がボケボケだ…
今日は村の水路周りを、みんなで草刈り。
今日やるとこはそんなにボリュームはなく、10時頃には作業が終わりました。
ただ、通常よりかなり水位が低く、またどこかで水路が破損してるんじゃなかろうかということで、村の年配者の方々が、見に行ってくれることになりました。
僕も行きたかったけど、今日はこのあとお手伝いの約束があったので、断りを入れて失礼させてもらいました。
洗濯だけサッと済ませ、一路同じ庄内町の、阿蘇野地区へ。

阿蘇野地区は、僕が住む場所からひと山西にあり、久住地方にほど近く、空気と、特に水が綺麗な、とても素敵な場所です。
僕が住む農村よりも少し山深いイメージで、ここへ来るたび、ああいいとこだなあと僕は思ってしまいます。
今日はこの阿蘇野地区で、オーガニックファームを営んでいる、マリーさんのお手伝いへやってきました。

今日のお手伝いの内容は、スペルト麦の収穫。
スペルト麦というのは(僕も帰ってから調べたんだけど)、普段僕らが口にしている普通の小麦の、原種にあたる、古代穀物なんだそうです。
人工的な品種改良がほとんどされてないため、今の小麦と違う特徴が多々あるらしいのですが、そのひとつが、化学肥料や除草剤・殺虫剤などの農薬を使わなくても育つということ。
そのことも影響してるのか、小麦アレルギーが出にくいということ(グルテンフリーではないらしいのですが、かなり少ないらしいです)。
まあそのような感じの、人の身体や地球に優しい、素敵な小麦らしいのです。また古代穀物というのが、無条件でそそる。。
僕が到着したときには、マリーさんをはじめ、この日参加されてたみなさんが、すでに作業をされてました。

これがスペルト麦。
古代穀物の名に恥じぬ、がっしりとした佇まいです。
これを手作業で収穫していきます。
穂先を握り、手をすべらせると、穂が取れます。
今年は天候の影響か、麦が倒れてしまったらしく、そのためコンバインは使えず(どっちにしろ使えないんだったかな?)手作業での作業という運びになったらしいです。

穂先を収穫し、袋に入れていきます。
出来るだけワラは混入しないほうがいいそうなので、穂先だけを上手にとるのが理想。僕は最初なかなかうまくできず、もたもた。やってるとだんだん、慣れてきました。


今日は色んな方が、応援にこられてました。
マリーさんのとこにいるウーファーさん、マリーさんのお友達、APUの学生さん。みんな素敵な方たちでした。

お昼はマリーさんが作ってくれたオーガニックなお料理や、みんなが持ち寄ってくれたいろんな料理を囲み、みんなでランチ。
ちなみに僕は何も持ってってなくて、美味しくいただく専門でした。
言い忘れましたが、とても国際色豊か。
マリーさんはカナダの人で(たしか)、マリーさんのお友達はイランの方で、APUの学生さんはパキスタンの方で、ウーファーのあゆみさんは日本人だけど英語バリバリで、ネイティブな英語が飛び交ってました。
僕は英語わからないので、日本語でコミュニケーション。
みんな日本語もわかるので、コミュニケーション取れたけど、こういう時、僕も英語話せたらもっといろいろお話しできるのになーと、いつも思います。

ご飯は、いうまでもなく最高!!!
綺麗な空気のなか、おいしいお水とオーガニックなお料理。
いい気持ちです。
ちなみに右下に写っているのが、スペルト小麦を粉にせずそのままお料理したもの。そぼろのような、炒め物でした。
麦ごはんて食べたことあるけど、それよりも数段しっかりプリプリしていて、とても食感がよく、美味しかったです。
こんな風にも食べれるんだーと、感心しました。

お昼のあとも暑い中みんなでがんばって、3時ごろ、予定の作業が完了!!
そのあと、涼を求めて、近くの男池へ、みんなで行くことになりました。

男池は、マリーさんのとこから車で15分ほど。
僕も先日なっちゃんと行ったけど、フェイバリットスポットです。
でも、いつも水が湧いてるとこに行ってたけど、写真にある滝に来たのは初めて。
マリーさんたちは、よくここで水浴びするそうです。

みんなで並んで、納涼。。
佇んでいるだけで、とっても涼しくて、とても気持ちいい。

その水の冷たいこと冷たいこと。
1分入ってられないくらい。
マリーさんの旦那さんのじゅんさんは、そんな中ざぶざぶと泳いでました。
僕も着替えもってくりゃよかったー。

マリーさんとじゅんさんの愛犬リヨンくんも、手慣れたものでざぶざぶ。
最高にクールダウンして、リフレッシュして、マリーさんのお家に戻りました。
ほんと、きれいな水って、とても大事だなーと、つくづく思います。

戻ってから、みんなでマリーさんの畑を見学。
マリーさんの畑は、パーマカルチャーガーデンで、それはそれは素敵なのです。
いろーーんなハーブやお野菜が、あちこちにランダムに混じり合い、ほとんど全てが、こぼれ種で育っています。
少しは人間の手もいるけど、ほとんどが、生き物相互の営みで、自然の循環のなか成り立っている畑。それが、パーマカルチャーの畑。
マリーさんは、長年かけて、この畑をつくりあげたのです。

もうほんとにほんとに、素敵なのです。
もう畑と呼ぶべきなのか庭と呼ぶべきなのか。
畑としても、庭としても、僕が生涯で見たなかで一番素敵。
めざすとこが、確実にここにはあります。
ときどきマリーさんがハーブを摘み、それをそのまま口にし、その美味しさに感動しながら、至福の散策をさせてもらいました。

もらっちゃった。はじめて見た、白ニンジン。厳密にはニンジンとは違うらしいけど。名前、忘れちゃった…とりあえずカタカナでした。

レモングラスと、ホーリーバジル・オレガノ・チャイブなどのハーブ苗をもらいました。ぜひ、屋根に植えてー、と。
今雨が降らず屋根がカラカラなので、ちょっと様子みて、屋根に植えようと思います。
18時半ごろ、マリーさんのとこを後にし、19時帰宅。
ニワトリさんを小屋へ入れ、今日は近所のもとおさんのお家へ。
僕が数日ひとりなのを聞いて、ほいじゃあウチに泊まりにおいでと言ってくれたのです。
お風呂をいただき、ご飯を食べさせてくれ、ビールも飲ましてくれ、もとおさんと色々と話しました。
もとおさんとも、考えることが似ていて、腰をすえて話していると、とても楽しい。
でも僕が22時半ごろ、こっくりこっくりしだしたので、布団しいてくれました。
もうほんと、もうしわけないほどの、いたれりつくせりです。
でも、ほんとにありがたいです。。
今日はいつも以上に濃い日でした。
ぐっすり寝かせてもらって、明日こそは、日の出とともに動こう。
東京では、ろくちゃんが日に当たったからなのか、発熱してるそう。。
心配です。
あと2日。みんなが帰ってくるまで、お父ちゃん全力でがんばります。