風呂作り1 ここまでの経緯

2018/12/11

6時半みんな起床。

 

今日はあいにくの雨模様。

朝ごはんを食べて、8時みんな出発。

 

 

僕は今日から、先日お世話になった杵築の左官さん、稲吉さんに来てもらい、教えを請いながら、風呂づくりに取り掛かります。

 

 

今回、僕が作ろうとしているお風呂は、いわゆる、五右衛門風呂です。

風呂釜の形は四角だけど、鋳物の風呂釜を、下から直火で直接温めるやつです。

 

正直、お風呂については、どんな形にするか、相当悩みました。

お風呂と、それに付随する給湯設備について。

 

 

ここまでの経緯について少々…

 

当初は、五右衛門風呂というか、いわゆる在来工法のお風呂は、却下してました。

 

■理由1:コンクリートやブロックを使うから。

単純に、なるべく土に還らないものは使いたくない。

という思いから。

 

■理由2:伝統構法の家の仕組みと矛盾するような気がしたから。

今の時代、家づくりの主流といったら、ガッチリと色んなもので補強して、地震の力から耐える「耐震」という考えのもと、つくられてると思います。

それに対して伝統構法の家は、突っ張らずに逆に揺らして地震の力を逃す「免震」、という考えのもとつくられてると認識してます。

 

その「免震」を成り立たせる要素として、木組みや土壁による構造上の粘りとともに、”地面と繋がってない” ということも、含まれているんじゃないかと、僕は認識してます。

だから、耐震の建物のようにコンクリートの基礎を打ってそこに土台をボルトで連結させるのと違い、伝統構法の建物は、柱が石の上に ”乗っかってる” だけ。その他は全部、浮いてる。

なので、地面から立ち上げる在来のお風呂は、なんかしっくりこなかったのです。

 

それならば、ユニットバスのほうが、建物に引っ掛けて地面から浮かせて施工することが可能なので、相性が良いのでは?

と思ったりもしました。

(ユニットバスも、土に還らないものたくさん使うのにね。結局そこが納得いかず、一時ユニットにしようかと思ってたのもやめました)

 

■理由3:火を焚く場所が多すぎて無駄が多いような気がしたから。

僕がつくってる家の設備としては、薪ストーブはマスト。

それに薪キッチンもマスト。と考えてます。

それに風呂も… となると、焚くとこが多すぎて、なんか無駄が多いような気がしたのです。(薪ボイラーもしかり、ですね)

なので、なんとか薪ストーブに給湯機能を持たせたらないものか…

と、画策したりもしました。(今も画策してますが…)

 

 

と、以上3つのようなことと、その他太陽熱温水器なども合わせて考えながらも、

なかなか「これだ!!」というアイデアが見つかってませんでした。

 

それでもやっぱり、総合的に考えると、直焚きのお風呂なのかなあと、思っていました。あったかそうだし、電力使わなくていいし。

 

ほんとはなんかこう、もっと軽やかな感じの風呂にしたいなと思ってたんですけど。

(それはまあ、この先への課題、ということで。)

それに、直焚きの風呂も、一度は作り方を経験しておきたい、というのもありました。

 

 

とはいえ、直焚きの風呂の作り方なんて、さっぱり分からん…。

 

という状態のときに、いつもお世話になってる伝統構法のみのはら大工さんと、ばったりホームセンターで会いました。

そのとこ世間話をしていて、何気なく「今お風呂をどうしようか悩んでて。直焚きの風呂にしようかと思ってるんですけど…」

 

と、話したことがはじまりでした。

 

「それならいい人がいるから、聞いてみたら?」

と言ってくれ、その場で取り次いでくれました。

 

それが、杵築にお住まいの、熟練の左官さん、稲吉さん。

 

 

そして、何回か稲吉さんとお話をし、準備を整え、

いざ今日という日を迎えました。

 

今日から、未体験のお風呂作り。

しっかりと習いながら、経験していきたいと思います。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、今日の作業。

 

 

まずは、お風呂にする空間の「墨出し」。

風呂釜のサイズや、脱衣所の床高さなどを元に、これから組み上げていく炉の位置や高さを決めていきます。

 

その際、実際火を焚くとこのサイズや、そこから風呂釜までの高さ。

煙道(煙がまわるとこ)のサイズ。などなど。

そういった、良い炉を作るためのキモが分かってないと、墨出しすらできません。

稲吉さんは、経験からそういった数字が頭にあるようで、次々と決めていきます。

でも、数字だけじゃなくて、その場独自の按配を、「勘」で調整していくことも、とても大事なんだそうです。

 

説明しながらやってくれるけど、ぼくはまだあまり絵が浮かんできません。

追い追い、カタチになってきながら、理解できるとよいな。

 

 

墨出し完了後、それにのっとり、作業を進めていきます。

 

 

まず、「焚き口」をつくる際に、干渉する土台の石を、切りました。

結構固し。でした。

 

 

次に、直焚きの風呂をつくる為には、今の下がすっぽんぽんの現状を、塞がなくてはいけません。

コンクリートブロックを使用して、塞いでいきます。

(この、「ガッチリ感」が、こういった風呂をつくるのを躊躇していた原因だと思います。意固地だけど、できるだけセメント系は使いたくなかった。こういうのが、「土」を利用して出来ないかなあと夢想していたけど、今回はこれで進んでいかざるを得ません。100% 納得ではないけど…。でも代替え案思い浮かばないし、これもひとつの経験として必要なことだと、割り切ってすすんでいこう!でもやっぱり、いつかベストの風呂を思いつくよう、模索していきたい。)

 

 

そういう、「何を使って作るか」という問いは別にして、

稲吉さんは、さすがその道一筋、というような、技と考え方を、随所に見せてくれました。

僕はほんとに、感嘆しきり。

何度も言うようですが、使う素材の問いは別にして、すごく勉強になることがいっぱいです。

 

 

土台の下が、どんどん塞がれていきます。

まあでも、僕が懸念していた躯体と地面との「連結」とは、ちょっと違うようです。あくまで、「塞ぐ」という表現が、しっくりくる。

ある意味少し、安心。。

 

この内側に、火を焚くとこを作り、風呂釜を乗せ、洗い場などをつくっていくのです。

 

 

今日はあいにくの雨の中の作業でした。

 

でも、着々と進んでいきます。

下を塞ぐだけでも、お風呂の感じがしてきました。

 

 

どんな風につくっていくのか、これから楽しみです。

 

 

 

 

 

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