三和土の土間づくり②
今日も昨日に引き続き、竹田の古賀さんのところで、三和土の土間作りです。
早朝に出発。今日も朝焼けが綺麗です。
ついてまず、昨日施工した1層目の状態をチェック。
やっぱり、少し割れが入ってる箇所も見受けられました。
場所的には、現地の粘土の配合が多い最初のほうでした。
幸い、真砂土の割合を増やした後半は割れが入ってなかったので、今日も配合は昨日の後半の通りいこうと思います。
さて、作業開始。
今日は3人での作業です。
昨日、施工の手順をあまり詳しく書いてなかったので、もう一度おさらい…
まず、これが現地の土。
少し粘土っぽい土です。
それに、奥から砂・真砂土・石灰を混ぜます。
割合は、現地の土:真砂土: 砂 : 石灰
3 : 3 : 2 : 2
です。
それをすべてミキサーに入れて、攪拌します。
最初に土・砂を混ぜて、最後に石灰を投入。
石灰を入れると、最初は全体が白っぽくなります。
しばらく攪拌すると、全体がよく混ざり、白っぽさが消えました。
この状態だと、少しまだパサパサなので、にがり(海水)を入れて、水分量を調節します。
元々の土の水分量だとか、季節とかその日の湿度とかによっても変わるんだろうけど、今回はだいたい写真のひしゃくで半杯〜1杯くらいにがり(海水)を入れました。
感覚的にはもうちょっとにがりを入れたかったけど、入れすぎると水分が多くなりすぎるので、この程度の量しか入れられませんでした。
手に取りぎゅっと握って、ダンゴになるくらいの固さになるくらいを、目安にしました。
バサバサ過ぎず、ベチャベチャ過ぎず、しっかり叩けて締まる、調度いいくらい。
これで、材料は完成です。
これを一輪車に取り、施工場所に運びます。
施工場所に材料を撒き、木切れなどで均一に均します。
そしてパンパンと叩く。叩くとどんどん締まってカサが減ります。
仕上げに近づいたら、こういう広い面の板を当て、木槌やゴムハンマーで叩くのも良し。
このほうが均一に叩けて、叩いた跡が残りにくいです。
高さの凸凹もよくわかる。
低いところは、土を足して、なるべくフラットになるように調節しながら叩きます。
よーく叩くと、キメが細かくなって、少し水分も浮いてきて、表面が滑らかになってきます。
この感じをだいたい目安にしました。このくらいになるまでしっかり叩く。
叩くパンパン板の調整をする古賀さんと後藤さん。
叩くのも、やってると色々具合が分かってくるようで、パンパン板も思い思いに改良していました。後半になると、マイベストパンパン板が出来上がり、愛着もひとしおのようでした。笑
午後を回り、最終の3層目に突入。
仕上げの層は、今まで以上に気を使って叩いていきました。
なるべくフラットに、凸凹がないように、表面が綺麗なように。
昨日からみんなががんばった甲斐あって、綺麗に仕上がってきてると思います。
ですが、2人の腕も限界に近づいてきている様子。
土を練りながら、僕もなるべくパンパンに加わり、時間との戦いもあり、3人で必死に仕上げていきました。
あと少し!!
最後は写真に撮れなかったけど、なんとか今日、最後まで仕上げることが出来ました。
2人ともほんとにお疲れ様でした。
やりましたね。。
ちなみに、最後仕上げとして表面をスポンジで拭き取る(ノロを拭き取る)と、綺麗に仕上がるという情報もあったけど、時間の都合もあり、今回はそこまで出来ませんでした。
でもとにかく、これでちゃんと固まって、ひび割れも最小限に済めば、万々歳だと思います。
また、後日の様子を見るのが楽しみです。
…割れてませんように。。
片付けまで終えると、辺りは真っ暗18時半。
みんなでお疲れ様を言い合い、無事完了した現場をあとにしました。
19時半帰宅。
今日の夜ご飯はグラタンでした。
お風呂に入って、21時過ぎみんな就寝。
さてさて今年もあと2日。
僕の作業的には、今日で終わり。
残りは子どもの相手をしたり、掃除をしたりです。
とりあえず、今日は良かった。
また明日。。