三和土の土間づくり①
5時半起床。
6時出発。
今日は一路、竹田へ。
今年1番の冷え込み。
向かう途中の道の温度計は、-3℃。
7時半ごろ、現地到着。
今日は、いつもお世話になってる古賀さんが、目下移住のための改修している古民家にて、三和土の土間づくりをみんなでするのです。
このスペースを、三和土にて仕上げる予定。
今日のメンバーは4人。
家主の古賀さん。
古賀さんが通う竹細工学校の友人の後藤さん。
同じく竹細工職人の中村さとみさん。
それと僕。
めっちゃ朝寒かったけど、はりきってスタートです。
今回は、3種類の土を混ぜてやることにしました。
①現地の土(ちょっと粘土質っぽい)
②真砂土
③砂
それに、石灰とにがり。
消石灰。
にがりも、海水まんまを使用してみます。
以前左官さんに、それでも良いと聞いたことがあったので。
古賀さんに、別府の海水を汲んできてもらいました。
感覚的には、粘土っぽい土は、三和土にしたとき縮みが大きく、割れやすいんじゃないかという気がする。ほんとは 真砂土のような、わりとバサバサした土のほうが三和土には合ってるんじゃないかと思う。
でもせっかくある現地の土も使いたいので、縮みを緩和させる目的で、真砂土と砂も混ぜてみよう、ということにしました。
割合は、最初は 現地の土:真砂土: 砂 :石灰
4 : 2 : 2 : 3
で、やってみました。
このあと、ちょっとずつ割合を変えていってみることになります。
材料をミキサーで混ぜ合わせ、手で握るとダンゴが出来るくらいの固さに、にがり(海水)の量で調節しました。
良い具合に練れたら、それを一輪車に取り、室内に運びます。
それを撒き、ひたすら木切れなどでパンパンと叩き固めていきます。
今回必要な仕上げ厚みは6〜10cm。(多少下地のバラツキがあったので)
それを、2〜3回に分けて叩き固めていきます。
叩くと、かなりカサが減ります。
とにかく、ひたすら材料をつくり、ひたすらそれを叩き固める。
やることはそれだけです。
難しくはないです。
材料の配合がすべて、という気はしますが。
ただ、叩き手はとても大変です。。
これにもあまり疲れないコツというか、按配はあるんでしょうけど。。
僕は今日主に練り手だったので、身体的には大変じゃなかったけど、ずっと叩いてたみんなは、とても大変だったと思います。
ちなみに、進んでく中で、少し材料の配合を変えていきました。
まず、石灰の量を、スコップ1杯分減らしました。
石灰が多いと、なんだかボソボソし過ぎて、いくら叩いても締まらないというか、フワフワ感が抜けない感じだったので。(水分量の問題かな?)
それと、真砂土の量をもう少し増やしても最終的に足りそうだったので、
結局今日最終的には、
現地の土:真砂土: 砂 :石灰
3 : 3 : 2 : 2
に、なりました。
土・砂:8 に対して、石灰:2 の割合。
いろいろネットなどで調べてみた時、土と石灰の割合は、ケースバイケースで一概には言えないというのが定説っぽかったけど、それでも平均すると3:1~5:1くらいな印象だったので、まあ範疇内かなと。
そんな感じで、進めていきました。
朝めっちゃ寒かったけど、この日はとても天気が良く、10時くらいにはけっこうポカポカに。
ああほんと、良い天気。。
お昼ごはんは、古賀さんがおもちを持ってきてくれました。
そして中村さとみさんが、その場で具沢山お味噌汁を作ってくれました。
これがほんとに沁みました。。
白い餅、ヨモギ餅、キビ餅。
冬はやっぱりお餅にかぎりますね。。
今日は最終的に、1層目が全部いくとこまで出来ました。
やっぱ最初は、いろいろと手間取って、時間がかかりました。
明日、2層目・仕上げまで全部いけるといいな。
17時半まで作業して、片付けして今日は解散。
僕は今日19時から、お世話になってる大工さん方の忘年会に誘っていただいてたので、その足で参加。
お酒は飲まなかったけど、たくさん食べさせてもらい、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
0時帰宅、お風呂に入って就寝。
さて、明日ももう1日、三和土がんばるぞ。
とにかく、ちゃんと固まって、割れも少なければ良いなと願うばかり。
でも、暮らしの場をみんなで作る作業って、ほんと楽しいし、すごく大事な時間だって思える。自分のとこじゃなくても、なにも惜しくない。
持ちつ持たれつの幸せエネルギーで、ほんと十分、満たされる。。
明日も、晴れるといいな。。