棟上げのお手伝い
昨日、今日の二日間、友人の棟上げのお手伝いに行っていました。
友人というのは、1st-space という屋号で、造園を主として活動している、緒方さん。
僕が大分に来て間も無く知り合い、庭づくりに始まり、それぞれのビジョンを語り合ってきた、盟友です。
すごく近い価値観を持っている部分もあるし、それでいて、違う部分もある。
少し違うというところが、面白い。
それぞれのリンクする部分に、共鳴し合い、また違う部分に刺激を受けながら、これまで切磋琢磨しながらやってきました。
その緒方さんが、数年前から模索している「2拠点生活」。
その場として、豊後大野市朝地町というところにある山の一角を買い、そこでの場づくりを計画・準備していました。
山を切り開き、ある程度の造成をし、建物の設計をし、基礎を施工し、そしてこの度、いよいよ建物の棟上げとなったわけです。
くぬぎ林に囲まれた、見晴らしのとても良い、気持ちのいい場所です。
緒方さんが銘打ったこのこの場所の名前。
その名も「くとけのば」。
”空気” と、
”景色” の、
”場” だそうです。
ほんとにその名が、ぴったりな場所。
現時点では、常時生活する場ではなくて、あくまで”2拠点目”としての場だそう。
そのつもりでの設計らしいのですが、キッチンや居間のある棟と、寝室のある棟、それに加え風呂小屋と、十分にここで生活できそうな場になりそうです。
今回棟上げしたのは、居間棟と寝室棟の2棟分。
メインの大工さんは、緒方さんが探して探して出会った、snld というユニット名で活動している、河野健太郎さん。
今は内装デザイン・施工やリノベーションがメインらしいのですが、以前は手刻みの大工仕事もしていたらしく、何より緒方さんがフィーリングが合うということで、今回の棟梁を引き受けてもらったようです。
緒方さんも、エネルギーや環境や、ひとの暮らし方について見つめ直す視点を持ったひと。
今回つくる建物も、石場建てや、土壁が採用されてました。
さらに、古材の梁も使われていて、それがすごく、雰囲気を出してました。
僕も手伝いをしながら、刻まれた仕口とかを見てると、「ああこれ、やったな…」と、思い返す良い機会となりました。
この2日間は、お天気も良く、あまり寒くもなく、絶好の棟上げ日和でした。
無事に、予定の2棟の棟上げが完了!!
これからここがどんな場所になっていくのか、どんな可能性が膨らんでいくのか、とても楽しみです。
僕も、持ちつ持たれつで協力し合いながら、見守っていきたいと思います。
緒方さん、応援しています。