漆喰④
6時みんな起床。
朝ごはんを食べて、8時みんな出発。
掃除洗濯をして、作業開始。
今日も一日、がっつり漆喰塗りの予定。
東面の塗りに入ってます。
まず中塗りの下地の上に、一回目の塗り。
1回目の塗りは、2回目の仕上げ塗りの下地になるので、そこまで凹凸や表面の綺麗さに神経質にならないように。
それは2回目で整えていきます。
1回目はどちらかというと、薄めにサッと塗ります。
でも、この1回目の塗りが中塗り土との緩衝材となることで、2回目の仕上げ塗りがとても塗りやすくなり、大いに意味があるのです。
1回目が塗り終わりました。
今日はこうおんさんも手伝ってくれたので、2人で一気に一回目を塗ってしまいます。
そして、戻って2回目の塗りに入ります。
1回目が半乾きの上から、2回目を塗っていきます。
1回目が下地となることで、より漆喰が伸びやすく、塗りやすくなってます。
ここでできるだけ、平面を平滑に均していきます。
凸凹ならないよう、均等に。
今回はツルッと仕上げが目標なので、コテ跡もできるだけつかないように。
2回目が塗り終わりました。
でも、どんなに心血注いでやったつもりでも、やっぱり平滑にはいきません。横から見ると、凸凹してます。
あらためて、ピシーーっと平らにする左官さんの技はすごいなと思います。
こちらも2回目の塗り。
2回目が塗り終わったら、養生とガイドにしてたマスキングテープを剥がします。
剥がしたら、際を整えます。
マスキングテープに漆喰がかぶってたところは、テープを剥がすときにちょっとめくれたりするので、それを押さえたり、逆に足りないとこは足したりして、際が綺麗になるように調整します。
同時に、2回目の表面が少し乾いてきたところを見計らって、コテを当て、
コテ跡などをできるだけ消していきます。
左官さんは、平滑な面を作る上で、このコテ押さえがもっとも重要と言いますが、正直ぼくはまだその感覚が分かっていません。
なぜなら、この時点ではもうあまり漆喰が動かないので、不陸を直すほどのことはできなくて、せいぜいコテ跡を消すくらいしか出来ないと感じるので。
なんどもなんども押さえれば、平滑になるのかな?
それともコテ押さえのタイミングが遅いのかな?
左官というのは、水を読み、水を操るのが仕事だと聞きます。
水、というより、水引き、をでしょうか。
乾き具合をいかに読み、タイミングを逃さず適した作業をできるかどうかが、ミソになるようです。そのタイミングを読むの上手なのが、熟練の職人さんと言えるのでしょう。
17時半まで作業。
なんとかぎりぎり、今日1回塗りをした面の2回目まで、時間内に塗ることが出来ました。(一面だけ残っちゃいましたが)
明日の一番で、2回目を塗ろうと思います。
外部仕上げの完了まで、もうすぐ。。