漆喰③「おっかけ塗り」
6時みんな起床。
朝ごはんを食べて、8時出発。
掃除洗濯。
9時作業開始。
今日も一日、外部の漆喰塗り作業。
今日は途中から、新たな試みをやってみました
実は今回漆喰を塗り始めて今日までは、「一回塗り」でやってたのですが、どうもそれだと下地の土が見えてしまったり、塗る際に巻き込んだ土や砂が表面に出たり、なんとなく今一歩な感があったので、
今日の途中から「2回塗り」にチャレンジしてみました。
上写真のように、一度少しラフに全体を塗ったあと、半乾きの状態で、もう一度その上から全体を塗る作業です。
この、一度塗った後、もう一度塗る作業を通称「おっかけ」というそうです。
今回漆喰について色々調べる中で、この、「漆喰は2回塗る」パターンの情報のほうが、多かったです。地元の左官屋さんも、「漆喰は2回塗らんとだめで」と言っていました。
実際塗り始めてみて、ようやくその意味が分かってきました。
1回塗りでも、わりと問題はないと思うんです。
多少厚めに塗れば、下地は見えなくなるし。
でも、2回に分けて塗ったほうが、確実に綺麗に塗れるんだと思う。
熟練の左官屋さんのように、ピシッッッっと、ツルッッッっとしたコテ仕上げにしようと思ったら、やっぱ2回に分けて塗るのが理にかなってるんでしょう。
素人の僕でも、やっぱり2回塗ったほうが、多少綺麗に塗れる気がする。
でもまー、凹凸なくピシーッッと面を出すのって、至難の技だということもよくよく分かります。
いやほんと、それはものすごく難しい。
現力量では、いくら神経注ぎ込んで面を出そうとしても、凹凸だらけです。
でも、精一杯やって、できたものなら、それでいいんです。
パッと見なら、十分変に見えないくらい成り立ってますし、機能的には果たしているわけだし、自分で作る自分の家としては、充分満足な出来です。
でもほんと、物事って、やってみて初めてわかるものなんだなあと、実感。この家づくりや、田舎暮らしは、その実感の連続です。
その蓄積で自分が成長してる、楽しく自力で生きるスキルが増えてるって思うと、ワクワクが止まりません。
毎日が新鮮。ラクじゃないけど楽しい。
ちなみに、この「おっかけ塗り」は、情報としては1回目塗ったのが半乾きの時に塗るのだそう。
どのへんが半乾きなのかいまいち分からないけど、実感としては、
塗ってわりとすぐ乾いてくる。
塗ってすぐはコテで撫でると漆喰が動くけど、30分もすれば、表面が少し乾いてきて、軽く押さえただけだと動かなくなる。
このへんを半乾きというのかな?
なので、一回目を塗って割と間髪入れずに塗っても良い感じ。
30分〜1時間程度くらいあけて、2回目を塗る感じでしょうか。
なぜ半乾きのときが良いのかは、それが塗りやすいとか、下とくっつきやすいとか、乾くと下との剥離が出るとか、そんなところだと思うんですけど。
いろいろ試行錯誤で、初めての漆喰塗り、進めてます。