発熱と畑と水路の土砂取り
夜中。
ろくちゃんがなかなか熟睡できず。
調子悪いのかなーと思っていたら、だんだん身体が熱くなってきた感じ。
3時。体温計ってみると、38度。
これは、今日お休みかもしれない。そして僕は子守りかもしれない。
そうなったら日中作業ができないので、できる時にしとこうと思い、3時半に起き出して作業。
日がのぼるまでは、建具制作の続き。
日がのぼってからは、畑の草取りとトマトの苗植え。
時期がかなり遅くなっちゃったけど、少しでも採れるといいなー。
6時過ぎて、そろそろみんなが起きて来るころなので作業中断。
朝ごはんはろくちゃんに合わせて嫁さんがおじやを作ってくれました。
ろくちゃんは37度8分。
保育園はお休み。なんとか、嫁さんの職場近くの病児保育が空いていたので、今日はそこに預けることに。ろくちゃん、すんません…
みんなを見送り、掃除洗濯。
今日も梅雨の合間の良い天気。
ろくちゃんには申し訳なかったけど、貴重な晴れ間を有効利用しよう。
9時から、畑の朝の続き。
もうちょい種が蒔きたいのがあるので、耕して草とって畝をつくりました。
世の中にはいろんな農法があると見聞きするけど、自分はまだ初心者で、何がいいのかは計りきれてません。自然農とか、不耕起栽培とかも聞くけど…。まあ、ちょっとずつ、自分なりを探そうと思います。
そうこうしてる内に、近所の元生さんから、ヘルプの電話あり。
先日の大雨の影響らしく、村の水路に水が来てないというのです。
おそらく、水路の上流のどこかしらで、何かしらあったんじゃなかろうかということで、元生さんと二人で見にいくことになりました。
前にも書いたけど、この村の水路の水は、はるか上流の山の中から、はるばる村まで引かれています。
その水路を作ったのは、遡ることなんと江戸時代。当時の人たちが、延々何kmもの行程を、山肌に「ヌキ」と呼ばれる洞窟みたいなのを掘り進め、作った水路なのです。硬い岩盤を、当時ほとんど手作業によって掘られたその水路は、ほんともう圧巻で、当時のことを想像するだけで、もうほんと脱帽なのです。
そうやって先人の方達が途方もない労力で作られた水路のおかげで、今でも村では米をつくることができています。その水路を手入れしながら代々守ってきた先に、今日があるというわけなのです。
と、いうことで、自分もこの先、この水路を守る力になりたいなと思っています。でもそのためには、まだまだ覚えることがたくさんです。
前置きが長くなりましたが、向かった先は、一番水路の先端の、水の取入れ口。
例により、道中には腰まで水に浸かる箇所もあるため、携帯などは置いていきます。いつか、写真を撮りたいとは思っているのですが。なので、上記の写真は、スタート地点の写真。ここから谷をさかのぼり、取入れ口へと向かいます。
たどり着いてみると、案の定、取入れ口が大量の木切れや土砂で埋まっていました。台風並の豪雨が降ると、こうなってしまうようなのです。
元生さんと二人、その土砂や枝などを撤去することからはじめました。
といっても、全部手作業でどかすというのではなく、せきとめる原因となっている引っ掛かりの石や枝さえとってやれば、水の力で土砂はある程度流れていきます。
引っ掛かりを取り、土砂をすこしずつ流してく。
それを繰り返すことで、なんとか取入れ口の流れは元どおり近くになりました。
これで、村まで水が行き着けば、ミッションコンプリートなのですが。
村まで水が行き着くのは、なんと2時間後らしいのです。
とりあえず、今日はそこまでで山を降りました。
13時に山に入り、戻ってきたのが16時。
そこから畑の続きをちょいちょいしてたら、元生さんがやってきて、
やっぱりまだ村に水が来ないとのこと。
他にどこかで、水路が決壊して、漏れ出してるんじゃないかと。
なので、明日も山に入ることになりそうです。
もう17時半。
なっちゃんをお迎えに行かねば。
帰ってきて、お隣のえなちゃんがいたので、ひとしきり遊び、
夜ごはん。
今日は、鶏肉焼いたの、ズッキーニソテー、トマト、味噌汁。
ろくちゃんはお熱があるのでお風呂に入らず。
22時半みんな就寝。
僕はその後、1時くらいまで作業。
建具の戸車付けをやりました。
水路、大丈夫かなあ。
水がこないと、みんなのお米がだめになってしまいます。
明日は、補修が完了するといいのですが。。