床はり体験
6時みんな起床。
朝ごはんはおにぎりとお味噌汁。
今日は僕はお弁当を作ってもらい、みんなより一足先に、出発。
今日は中津市で行われる、床はりの現場に勉強させてもらいに行くのです。
家から中津市まで1時間半くらいかかるのですが、その道のりは、地図を確認しながら行くことにしてました。数ヶ月前からスマホをやめたことで、これまでどこに行くにも頼りにしていたGoogle Mapも、今は使えません。
それなのに、あろうことか地図を家に忘れてしまって、焦りました。。
下道で行くので、結構分岐点があるんです。
一度見た地図を思い出しながら、青看板を頼りにしながら、少し時間はかかったけど、なんとか現場に着けました。。
でも、確実にナビやGoogle Map使わないほうが、道は覚えますね。
これはほんと実感。
スマホは便利だけど、やっぱこうしてジツリキがつく方がいいなと思いました。
今日体験させてもらう現場は、現在古民家をリノベーション中の、工藤恵さんのおうち。きらめ樹を通して、知り合いました。
工藤家では現在、既存のフローリングの上から、きらめ樹材でつくられた無垢のスギ床を張るという、工程にさしかかっておりました。
今回はそのタイミングで、きらめ樹仲間に声をかけてくれ、大工さんレクチャーのもと、体験の機会をつくってくださいました。
ちなみにこの、きらめ樹された材を実際に製材して製品にしたものを使うのは、大分では初ということでした。
まずはみんなで材の仕分けや面取りを行いました。
このときも、大工さんがカンナでのやり方を、レクチャーしてくれました。
僕もまだカンナはほとんど使ったことがなく、習得したい道具のひとつなのです!
実際に、フローリングの上からの施工のはじまりです。
この方が、今回工藤家を手がけてくださっている、地元中津では有名らしい女性大工さん、ハミさんです。ハミさんは、子供の頃から大工に憧れていたけど、当時は女の子が入れる世界ではないと、諦めていたようです。
その夢がどうしても捨てきれず、38歳のときに、志願して弟子入りを果たしたそうです。弟子入りが許されたときは、もう死んでもいい〜ってくらい思ったそうです。
それだけ、この仕事が好きなんですね。それがとても、伝わってきました。
今回、その習得した知恵や技術を、惜しげも無く丁寧に教えてくださいました。とてもとても、勉強になりました。
まずはスタートとなる位置の壁に、釘頭をペンチで切って作った「あい釘」というものを打ち、これに1枚目を打ち付けるんだそうです。
あい釘を打ったら、米のりを根太の位置に塗り…
(米のりは、お米と塩と酢を使ってつくるそう)
材を置きます。
ゲンノウなどで叩かず、必ず木材などを使って、広い面で叩く。
下地となる既存の根太が入っている位置めがけて、釘を打っていきます。
釘の最後の部分は、ポンチと呼ばれる道具を使って、材に傷がつかないように。このときも打ち方や釘の向きなど、細かい要点を教えてくださいました。
リノベーションやリフォームの際に必ず出てくる、既存のいろいろなものとの取り合い・納め方なども、教えてくださいました。
こうやってやり方を教えてもらいながら、みんなで体験させてくれながら、張り進めていきました。
今日だけでは予定のとこまで終わらないので、また最後の納めは、来月行ってくれるそうです。
とても丁寧に教えてくれ、色々なことが勉強になった一日でした。
工藤さん、ハミさん、同じく参加されたみなさん、どうもありがとうございました。
休憩時間に、リノベーション中の工藤家を、ここぞとばかりに物色。
僕も現在製作中の木製建具を、拝見させてもらいました。
戸車の納め方がイマイチわからなくて…
ふむふむ、こうすれば良いのか。。
すみません恵さん、ありがとうございました。
16時、僕は一足先に作業終了させてもらい、急いで地元に戻ります。
今日はもうひとつのイベント、地元のおおつる交流センターで、あたらしいチャレンジを行う日でもあるんです。
長くなるので次記事に続く・・・