みんなの食卓
前記事の続き・・
16時、僕は床はり体験をさせてもらった工藤家を、一足先に後にさせてもらい、急いで地元に戻ります。
今日はもうひとつのイベント、地元のおおつる交流センターで、あたらしいチャレンジを行う日でもあるんです。
それがこれ、「みんなの食卓」
移住せんぱいの三原萌枝さんが提案し、嫁さんはじめ、賛同したみんなで構想・準備してきました。
飲食店など無い地域のなかで、普通は個々の家で食事をつくり、家族で食べますよね。
その日常の中には、たとえば少人数・もしくは一人で食べている人がいたり、逆に子育て世代でつくるのが大変だという日も、あったりするでしょう。
そこで、
「みんなで食卓を囲み、楽しく語らうこと」
「家事を宅にすること」
をテーマに、
世代も地域も超えて、誰もが気兼ねなく、ごはんを共にできる場をつくっていこう。
という目的で、この食堂の模索ははじまりました。
そんなことを、萌枝さんが考え、みんなに提案してくれたんです。
僕ら堀家も、良いね!ぜひ!ということで、お手伝いさせてもらってきました。
色々手探りな中ですが、とりあえず試してみようということで、
今日はその記念すべき第一回目なのです。
この食堂の仕組みは単純で、基本的にそれぞれが持ち寄ったものを、みんなで食べよう。というものです。
もちろん持ち寄るのが大変という人もいるので、
・ひとり、もしくはひと家族、一品持ち寄った方は、一人百円で。
・持ち寄りの無い方は、一人五百円で。
・ごはんとお汁は、その日の担当の人が、現地で用意する(ここはまだどの形がいいのか、負担がないのか模索中)
ということで、とりあえずスタートしてみました。
おかずが少なかったらさみしいなー、という心配をよそに、想像以上のイロトリドリのおかずが並びました。
とれたて野菜のサラダに、お漬物。
かき揚げに、里芋の煮物。
ふきの佃煮や、高菜漬け、たけのこの煮物。
えんどう豆のずんだもちに、
米粉のパン。
カレーに、お味噌汁に、豆ご飯に、五穀米のごはん。
おおつる振興会の事務局長である、首藤けいじさんお手製の、そば粉のガレットというおしゃれなものまで。
どれもこれも、よだれが出まくりです。。
みんなで仲良くシェアし、
それぞれ食べたいものを、思い思いにお皿にとります。
右奥に写っているのが、今回の発起人の、三原萌枝さん。
萌枝さんは、旦那さんの啓資さんと一緒に、笑竹堂という屋号で、竹作家さんとして活動されています。
僕らよりも一年くらい前に、この地に移住されてきて、この地域がどうやったらみんな暮らしやすくなるのか、二人ともすごく色んなことを考え、試みてくれています。
一緒に、いろんなことを考えたり、チャレンジしたりするのが、とてもワクワクするのです!
ちょっとブレたけど、いつもお世話になっている近所の元生さんも、ウキウキです。元生さんは実は、おおつる振興会の会長さんなんです。
本人は、前に出るタイプじゃないし大変だから…、と渋々らしいのですが、面倒見がよく、責任感がありほっとけ無いタイプなので(本人はそのぶん大変だけど)、みんなからはとても頼りにされています。
この日は、地域のイベントの打ち上げもかねていたので、ほんとにたくさんの人が集まりました。
お酒は持ち寄りだったり、なんやかんやで交流センターにもストックが相当量あったので、男性陣はそれを飲み、かなり出来上がっていました。。
でもほんと、みんな楽しそう!!
「またぜひやってくれ!」
「週一でやりたい!!」
という声がたくさん上がっていました。
(まだまだ定期的にやるには模索点がたくさんあるのですが…。特にスタッフ側の負担を軽減して、上手に交代で担えるにはどうしたらよいかなど。この日も結局、片付けが萌枝さんとうちの嫁さんが二人でほとんどをやることになり、とても大変だったそうです。※僕は一足先に子供をつれて、帰宅していました)
まだ男性陣と女性陣の連携がうまくいかなかったり、一部のひとだけが大変だったり、より良くなるための模索点はたくさんあります。
けれども、それも一歩一歩だと思います。
楽しく、無理なく、日常に溶け込むように。
そんな部分に、希望や可能性が持てる、楽しい笑い声が響いていました。
どれも美味しかった。。
なっちゃんもパクパクとよく食べました。
遠藤家とご一緒に。
楽しく過ごし、僕は一足先にねむねむな子供達を連れて帰宅。
嫁さんは最後までがんばっていたようでした。
また、こんな夕食、やりたいなと思った、一日でした。