竹小舞施工開始!
いよいよ、竹小舞の施工に取り掛かりました。
使う割竹は、竹屋さんから購入しました。時期がよいときに切り出し、伝えた寸法に切りそろえてくれます。以外と値段も高くなくて、僕が今回使用するぶんで、1万5千円ほどでした。
バラした状態。これは縦方向の竹。
色々やり方はあるらしいのですが、今回編んでいく竹の向きは、
「外側が縦方向、内側が横方向」
にしました。人によっては逆の場合もあるらしいのです。
まずは縦方向から。
割竹をあてがい、先日メンチクを使って入れた横方向の間渡しに、縄などで結わえていきます。
分かりますでしょうか?
横に入れた間渡しに、縦方向の割竹を、縄でジグザグに縛っていく。
一番左側で止めをつくり、右方向に1本の縄で連続して縛り進める。
そして最後一番右側で、縄を殺す。
こういった感じで進めていきます。
上下含む要所に入れた間渡しすべてに行い、割竹を固定していきます。
僕も最初は、竹小舞って ”編む” ものだと思ってたのですが、正しくは ”縛る” のほうが、イメージが近いですね。
縦方向を止め終えたところ。
次に、今度は内側に回り、横方向の割竹を取り付けていきます。
内側から見たところ。これですね。
今、横方向の割竹を、縦方向に入れた間渡しに、縛りつけていっています。
外側と同じく、ジグザグに縛っていきます。
画像中央よりちょっと下に見えるのが、外側から縦の割竹を横の間渡しに縛ったのを、内側から見たところ。
割竹の間隔の目安は、縦方向も横方向も、割竹1本分、間を空ける。
曲がった竹などもあるから、そこはなんとなくで調整しながら進めます。
イメージとしては、最終的に土をこの上から塗ったときのことを、想像します。
広すぎてもこぼれ落ちるし、狭すぎても土がハミ出にくくて苦労する。
調度よく土がハミ出て、それでいてちゃんと引っかかる間隔を、イメージしながら間隔を決めていきます。
これは以前、勉強させてもらいに行った現場での、土壁施工時の様子。
こんなイメージですねー。
さて、一枚出来ました。
間隔が微妙なとこもありますが、徐々に上手くなっていくでしょう!!
そのような感じで、コツコツと、進めていきます。