竹小舞準備 間渡しを入れる
貫を入れ終わった後、土壁の下地となる竹小舞に、少しずつ着手していきました。
上の写真が、間渡し。
このような形で、縦・横ともに要所に入れ、これから編んでいく竹小舞の「骨組み」になるものです。
細かくいうと、縦は柱際と30cm程度の間隔を目安に、等分した位置に。
横は、上下の梁際と、先日入れた貫の上下に。
それぞれ、後から編み込む割竹が、1本分入るくらいの隙間をあけて、入れていきます。
これは下の梁(足固め)です。丸く掘ってある穴が、間渡しを差し込む穴です。穴のサイズは、5分(15mm)です。
刻み時。こういった道具で穴を開けておきました。
間渡しに使われる竹は、「メンチク」とか「メダケ」とか呼ばれる(おそらく漢字は女竹)、ほんとその辺にたくさん生えている細い竹を使います。
ただ、これは切り出す時期に目安があって、その冬の間(11月頃から1月頃)に切り出すのが良いそうです。その他の時期だと、虫が入りやすくなるそう。
僕も昨シーズンの冬に切り出してストックしておきました。
これを丸ノコで丁度いい長さに切り、使います。
切り終えたメンチク。
柱にも、同じサイズの穴が掘ってあります。
まだ建具位置の枠を入れていないので、全部は入れられませんが、入れれるところから入れていきます。