上棟!1日目
天気は快晴。
去る4月の14日、15日の2日間で、無事に上棟を終えることができました。
前日はほんとに、眠れませんでした。
でも、色々な方のお力添えのおかげで、忘れることのできない日になりました。
順を追って書き残したいと思います。
1日目、朝。
今年は遅かった桜が、まだ綺麗に残る中でのスタートです。
赤いタオルは、棟上げのときのきまり。気合が入ります。
今回加勢してくださったのは、当初からお世話になっている小野建築の、棟梁の小野さん、ともさん、ダンさん。
伝統構法について多大なアドバイスをくださった、染谷建築の息子さんの智彦さん。
昔から夢について語ったり、一緒に仕事をしてきた、庭仲間の緒方さん兄弟。
移住当初から、ほんとに良くしてくださる、小挾間村の区長の元生さん。
そして僕を含めた、計8名で作業に当たりました。
まずは、刻み終わった部材を、分かりやすいよう広げました。
次に、最初に使う各部材を、該当箇所に配っていきます。
そして、
柱に、足固めとなる下梁を、差す!
差す!!
みんなで差す!!!
そしてコミ栓を打つ!!!!
無事差さりました。曲尺手(かねんて ※直角かどうか)もばっちりです!!
僕らの家は、柱が直接石の土台に乗る ”石場建て” という構法なので、こういった形になります。縦方向と横方向で段差があるのは、それぞれの差し込むホゾの成(高さ)を多く取るため。このほうが強度が出ると判断した為です。
同じ要領で、次の柱へ、次の柱へ、順々に進めていきます。
ここで大事なのが、”順番” なんです。出っ張ったものを差し込んでいくため、順番を間違うと、最後が差せなくなってしまうんです。パズルのような感覚で、順番を決めていきます。
ここも綺麗に差さりました。コミ栓でビシっと。
徐々に徐々に、
出来てきます!!
なんとものの2時間くらいで、1層目(足固め)が出来てしまいました。
ここまでは、怖いくらいに順調です。
決めては、修正を要することなく、直角がきちんと出たことでした。
ともさんが調整を手伝ってくれた、あの日のたまものです。
次は、2層目(上梁・桁)の施工に入っていきます。
1層目はすべて、”柱に梁が差さる” 構図でしたが、2層目はプラス ”渡りあご” を用いて部材を組んでいきます。
この交差している部分が、渡りあごです。
こんなアナログな方法で、材を引っ張ったりもしました。
だんだん梁・桁もかかってきました。
手前の黄色い手ぬぐい頭が僕ですね。実はちゃんといましたよ。
赤タオルの数が足りませんでした。
続いて、母屋をかけていきます。
母屋は、”追っかけ大栓継ぎ” という継手で材を繋げ、1本にしたものを使います。
母屋が掛かり終わりました!
続いて、その母屋に垂木を掛けていきます。
下から見たところ。
良い景色です。
垂木が掛け終わると、その上に張っていく野地板の部材を上げます。
これにて、1日目は無事終了。
ほんとに、ここまでは言うこと無しなくらい、順調でした。
この続きはまた明日、2日目へと進んでいきます。。