ブログ「あしあと」

やりたくなかった地盤改良

先日出た地盤調査の結果から、地盤改良をすることを決めたわけですが、正直出来ればやりたくなかったです。

なぜなら、僕らは自然に寄り添った暮らしを目指し、暮らしの中でつくるものもそれに沿ったものをつくりたいなと思っています。

お家づくりもしかり。

自然の中で生まれる材料を使い、いずれは土に還るもので構成したいという思いがあります。

土を掘り返しているときも、散々地中に埋まった土に還らないものを見つけては、辟易としていました。

なので、化学的なものを使い、土を締め固めてしまうという行為が、どうもそれに反しているようで、自分の中でなかなか納得がいきませんでした。

かといって、つくったお家が傾いてしまっても困るし…。

そのまま建てても大丈夫かもしれませんけどね。

それは誰にも分かりません。

これに対する答えは結局今は出ませんでした。

いずれ、この答えも見つけ出したいと思っています。

葛藤がありながらも今回は地盤改良をすると決めたわけですが、それでもなるべく自然に近い材料で出来ないかと、色々考えたり調べたりしました。

平均して表層から深さ1m程度の土の強度を増したいわけです。

考えついた選択肢としては、

①現在出回っている ”地盤改良材” を使用して改良する

②”石灰” を使用して改良する

③割栗石や砕石など、大小の石を使って締め固める

こんなところですか。

他にもあるかもですが、僕が思いつくものとしては。

③の方法は、化学的なものを使わないのでそこは良し。でも、1m近くの土をゴッソリ入れ替える訳だから、その土はどうしよう?残土として捨てるの?何かに使えるタイミングがあればいいんだけど。。

②の方法は、掘った土を改良してまた戻すということなので、③のような問題は無し。改良材よりは自然に近い気がするけど。

地盤改良として使用する石灰は、”生石灰” というものらしい。調べると、水分と化学反応を起こし、石灰と土の結合を促進させ、土中を安定させる仕組みらしい。

ただ、その際に”発熱” するとのこと。そこにちょっとビビる。

①の方法は、なるべく自分が使いたくないと思っている、現代の象徴 ”セメント” を主成分とするもの。自然とは一番遠い気がする。。

など、色々と考えたわけですが、量やコストや入手のしやすさを考慮し、結果、①の地盤改良材を使用することに決めました。

未だに、なんだか腑に落ちてはいませんが、現時点ではしょうがないと妥協し、前に進めます!!!

と、前置きが長くなりましたが、

地盤改良材が届きました。

混ぜ合わせる土の量を計算して、これで約3トン分。価格は約5万円でした。

そして、作業開始。

ユンボで土を掘り掘り。

地盤調査の結果に従って、掘る深さは1m50cm〜1m程度。背面の斜面に向かって、より深く掘っていきます。

改良材を、

掘った土とマゼマゼ。

それを埋め戻しながら、

ランマーという転圧機械で、ひたすら叩く!たたく!!タタく!!!

少しずつ土を戻しながら、時には水を少し打ちながら、ひたすら叩きます!

炎天下でのこの作業、なかなかになかなかでした。

ようやく3方、深さ約1m強の改良が完了しました。

ご覧のように、地縄内は既存のコンクリートが中央部に残ってる状態です。

これをどうするかということも悩みましたが、全撤去はしないことに。

加えて僕らの家は、コンクリートで基礎を作る現代の工法ではなく、石に直接柱を建てる、”石場建て” という工法で家をつくります。なので、その石を据えるライン、帯状に土を掘り改良することにしました。

コンクリートがある中央部は、このようにコンクリートを切り欠ぎ、その中を改良することにしました。

これは、コンクリートの耐用年数を懸念した為による選択です。

ここも同様に、掘る→混ぜる→戻す→叩く

少し高さが足りないところは、砕石で補填。

やっとのことで、地盤改良完了!

暑かったけど、なんとかなったな…。

次はいよいよ、基礎工事です!