荒壁塗り経過

荒壁塗りをスタートしてから、ちょこちょこ、友人知人が手伝いに来てくれてます。
左から、同じ庄内で農業を営む、原野さん。
初日にも来てくれた、タケさんと奥さんのあやのちゃん夫妻。

真ん中の方が、由布市の地域おこし協力隊の米澤さん。
と、米澤さんが誘ってくれたご友人の方々。

米澤さんの娘さんの、中学生のしおりちゃん。

時々寄ってくれる、自転車乗りの甲斐さん。
なんだかすごく楽しそう。

タケさんと、ひだまりのけんちゃん。
今はなかなか土壁塗りなんて無いから、みなさん興味を持って、手伝いに来てくれました。
ほんとは、ワークショップを計画してみたりもしたんですけど、1度計画した日が台風で流れてしまったので、特にそういう日は設けていませんでした。
でも、来てくれてとても助かりましたし、みんなでやると、楽しい!
みなさん、ありがとうございました。

…ちょっとここで技術的なこと。
竹小舞の上ではなく、ところどころにある板の上に土を塗るときは、こーやってワラを周辺と渡すように塗りこむと、繋ぎになって、割れ防止になるそうです。

こんな感じ。ワラを渡したあとは、そのワラも塗りこんで隠してしまいます。

12月に入ってからは、やはり朝晩冷えるようになってきたので、凍結対策をしながらの施工をしてます。
昼間塗ったところが、夜までになるべく乾くように、扇風機を当てて、
夜は、ブルーシートをかけて、投光器を当てることで、なんとか凍結させずに進められてます。

最初のほう塗ったところは、だんだんと乾いてきてる様子が分かります。

↑塗って数日はこんな感じで、

↑1週間くらいするとこんな感じで、

↑2週間以上経つとこんな感じに割れてきました。
周辺の隙間も、空いてきました。

ちょっと拡大。
この乾いて割れや縮みが出たところを埋める作業が、「大直し」という工程なんだそうです。
でも、それを省いて、「中塗り」の工程で、隙間埋めを兼ねる場合もあるそう。
丁寧にやると、 荒壁 → 大直し → 中塗り
ちょっと省くと、 荒壁 → 中塗り
となるそうです。



さて、年内は、まだ外部だけですけど、なんとかこのくらい進めることが出来ました。
梁下の広い面は、東西南北ぐるりと終わって、梁上の狭い面が、三分の一くらいまで。

そして年が明けて、引き続き。



ここまでなんとか、凍らずに来れています。
このまま、止まることなく進められるといいな。。