ブログ「あしあと」

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土壁用の土づくり

蔵の解体作業と並行して、土壁用の土作りを行いました。 自然のもので作りたい、土に還る素材で作りたい、出来るだけ身近なもので作りたい。 そして、土壁は蓄熱性能が高く、薪ストーブとの相性ばっちり!などなどの理由で選択した土壁。 とは言ったものの、これも作り方全く分からずなので、色々調べながらのスタート。 とりあえず必要な材料は、 ①粘土質の土 ②稲藁 ③水 それらをよく練り混ぜ合わせ、ある程度の期間寝かせる。(1ヶ月と書いてある資料もあるし、最低3ヶ月という資料もある。)その間、何度か再度混ぜる。 するとワラについている菌によって発酵し、粘りのある土壁に適した土が出来る。と。 ふむふむ。 とりあえずまずはワラを確保しよう。 ただ、探し始めた時期は新緑眩しい5月。当然、見渡す限りには刈り取られそうなワラはありません。どこかにワラを持ってる人はいないかな…。できれば近場で…。欲を言うと無農薬栽培で作られたワラがいいな…。などと考えながら、知り合いの農家さんから当たってみました。 ゲット!! しかもこの写真分は希望条件を全て満たすワラ! 庄内は阿蘇野のマリーさんからもらったワラ! 無農薬栽培のお米のワラ! 言うことなしです。 ありがとうございます。マリーさん。 そして人づてに教えてもらった牛飼いの佐藤さん。牛の飼料用のワラを、細かくして分けてもらいました。 袋につめつめ。 ありがとうございます、佐藤さん。 そんなこんなでワラはだいぶ集まりました。 そして次は土。 身近な素材ということで、とりあえず自分の敷地の土を掘ってみることにしました。 掘り掘り。 なんか石やら瓦礫やらいろいろ出て

解体完了

先日(といってももう一月くらい経ちますが)、やっとのことで解体作業が終わりました。 瓦を降ろし… 下地は竹でした。 土壁を剥いでいきます。 解体業者に頼むと、ガスン!バタン!ドカドカっ!っとすぐ終わるんでしょうけどね。それではね…。費用もかなりかかりますし。 使えるものはなるべく再利用したい、造りがどうなっているのか知りたい、手作業でどれくらいの労力なのか知りたい、少しでも解体技術の習得になれば。などなどの理由で、手作業で丁寧に壊していきました。 結果、手を動かしながら考えることで、どんなものを作るべきかということを腑に落とすための、とても有用な時間になりました。 それにしても、頑丈…。土はなかなか剥がれないし、編んだ竹(竹小舞という)はなかなか壊れない。なんというか、ねばり強い…。今の家よりも、よほど頑丈な実感を受けました。そしてほんとに、自然のものだけで出来ている。木、土、竹。 この風景の中で、土を耕したり、こういったものだけで出来た家を見ていると、時折出てくる釘すらも、とても異物のように感じてしまいます。ましてビニールや、コンクリのガラや、様々なプラスチック製品や…。これ、どこに捨てるの?って感じです。この風景の中の、どこにも捨てたくないって、思います。 逆に自然の中から生まれたものは、どう捨てても、どこに捨てても、全然気が咎めません。なぜなら、それが朽ちて土に還るイメージがすんなり湧くから。人が作ったいわゆる製品的なものは、いつまでもそこに留まるイメージ。全然循環しないって、感覚的に思う。 でも、都市に暮らしてると、そういったものに囲まれていて、逆に土や植物が珍しい。