2017年4月16日

上棟!1日目

最終更新: 2021年1月8日

天気は快晴。

去る4月の14日、15日の2日間で、無事に上棟を終えることができました。

前日はほんとに、眠れませんでした。

でも、色々な方のお力添えのおかげで、忘れることのできない日になりました。

順を追って書き残したいと思います。

1日目、朝。

今年は遅かった桜が、まだ綺麗に残る中でのスタートです。

赤いタオルは、棟上げのときのきまり。気合が入ります。

今回加勢してくださったのは、当初からお世話になっている小野建築の、棟梁の小野さん、ともさん、ダンさん。

伝統構法について多大なアドバイスをくださった、染谷建築の息子さんの智彦さん。

昔から夢について語ったり、一緒に仕事をしてきた、庭仲間の緒方さん兄弟。

移住当初から、ほんとに良くしてくださる、小挾間村の区長の元生さん。

そして僕を含めた、計8名で作業に当たりました。

まずは、刻み終わった部材を、分かりやすいよう広げました。

次に、最初に使う各部材を、該当箇所に配っていきます。

そして、

柱に、足固めとなる下梁を、差す!

差す!!

みんなで差す!!!

そしてコミ栓を打つ!!!!

無事差さりました。曲尺手(かねんて ※直角かどうか)もばっちりです!!

僕らの家は、柱が直接石の土台に乗る ”石場建て” という構法なので、こういった形になります。縦方向と横方向で段差があるのは、それぞれの差し込むホゾの成(高さ)を多く取るため。このほうが強度が出ると判断した為です。

同じ要領で、次の柱へ、次の柱へ、順々に進めていきます。

ここで大事なのが、”順番” なんです。出っ張ったものを差し込んでいくため、順番を間違うと、最後が差せなくなってしまうんです。パズルのような感覚で、順番を決めていきます。

ここも綺麗に差さりました。コミ栓でビシっと。

徐々に徐々に、

出来てきます!!

なんとものの2時間くらいで、1層目(足固め)が出来てしまいました。

ここまでは、怖いくらいに順調です。

決めては、修正を要することなく、直角がきちんと出たことでした。

ともさんが調整を手伝ってくれた、あの日のたまものです。

次は、2層目(上梁・桁)の施工に入っていきます。

1層目はすべて、”柱に梁が差さる” 構図でしたが、2層目はプラス ”渡りあご” を用いて部材を組んでいきます。

この交差している部分が、渡りあごです。

こんなアナログな方法で、材を引っ張ったりもしました。

だんだん梁・桁もかかってきました。

手前の黄色い手ぬぐい頭が僕ですね。実はちゃんといましたよ。

赤タオルの数が足りませんでした。

続いて、母屋をかけていきます。

母屋は、”追っかけ大栓継ぎ” という継手で材を繋げ、1本にしたものを使います。

母屋が掛かり終わりました!

続いて、その母屋に垂木を掛けていきます。

下から見たところ。

良い景色です。

垂木が掛け終わると、その上に張っていく野地板の部材を上げます。

これにて、1日目は無事終了。

ほんとに、ここまでは言うこと無しなくらい、順調でした。

この続きはまた明日、2日目へと進んでいきます。。

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